バルトレックスとフロモックスを製造している会社

バルトレックスは第2世代抗ウイルス薬と呼ばれる薬の一種です。ウイルスのDNAを複製できないようにして、増殖を抑える効果があります。ウイルスが原因となる性器ヘルペスや口唇ヘルペス、水疱瘡や帯状疱疹などに効力を発揮します。ヘルペスの場合は早めに服用することで、症状の悪化を防ぐことができます。再発を繰り返す性器ヘルペスでは、予防薬として使用することも認められています。
フロモックスは第3世代抗生物質に分類される薬です。抗生物質は細菌の細胞壁を破壊し、殺してしまう作用を持ちます。人間を含む動物の細胞には細胞壁がないため、悪影響を及ぼしません。フロモックスはブドウ球菌や大腸菌や淋菌など、広い範囲の細菌に効果があります。そのため肺炎や気管支炎、扁桃炎や中耳炎や膀胱炎など、多くの症状に処方されます。アレルギー以外に副作用はほとんどないと言われています。
ウイルスと細菌は全く別の生き物なので、使い方を間違えると効果がありません。勘違いしやすい細菌にインフルエンザ菌があります。インフルエンザはウイルスによって発症しますが、そのときインフルエンザ菌が二次感染を起こすことがあります。フロモックスは二次感染の治療には役立ちますが、インフルエンザそのものを防ぐことはできません。
バルトレックスは英国の会社が製造しています。一時は世界最大の製薬会社として知られていたメーカーです。フロモックスは抗生物質を得意とする日本の製薬会社の商品です。近年では製薬業界でも世界的に再編の動きが進み、合併や買収が盛んに行なわれています。この両社は統合はされていませんが、2010年代から提携関係にあり、共同で新薬開発を進めています。